アメリカの医学大学および医療機関であるジョンズ・ホプキンス大学のウェブサイトで興味深い記事を見かけました。「もし適量であるならば、コーヒーは女性の体に良い。その9つの理由」というものです。順番にご紹介しましょう。
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①「長生きできる可能性がある」
最近の研究によると、コーヒーを飲む女性は、心臓病、脳卒中、糖尿病、腎臓疾患などで死亡する可能性が低い。
②「糖分処理能力を高める可能性がある」
コーヒーを飲む人は二型糖尿病にかかりにくい。
③「心臓疾患を抑える可能性がある」
1日に1杯か2杯のコーヒーは、心疾患を抑えるのに役立つ可能性がある。
④「パーキンソン病を抑える可能性がある」
カフェインはパーキンソン病の進行を抑えてくれる可能性がある。
⑤「肝臓が感謝するだろう」
⑥「遺伝子が強化される」
深煎りのコーヒーは遺伝子の破壊を抑え、悪性の病気を防ぐ可能性がある。
⑦「結腸ガンになる可能性を下げる」
⑧「アルツハイマー病になる可能性を下げるかもしれない」
アメリカ人では、アルツハイマー病罹患は女性の方が多いが、女性の中でもコーヒーを飲んでいる人の方が少ない。
⑨「脳卒中の可能性を下げる」
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この9つの項目は、コーヒー飲みにとっては喜ばしいことばかりです。
もっとも、アメリカの権威ある医学機関の研究結果であっても、単純に信じていいものかは考えどころ。研究というのは「仮説の提示」というのが基本です。
自分に都合のいい仮説ばかり信じない方がいいかもしれませんね。
『四季の珈琲』2018 vol.47
参考・引用文献